「もう絶対、絶対会いたくなかった!」――自分がΩだとわかった日から、すべては変わってしまった。不安定なヒートのせいで、友達も仕事も夢も諦めて、くすぶるように生きる春斗。だけどある日、同級生で親友だった礼良と再会する。彼は、初ヒートの時にそばにいた唯一のαだった。ヒートの衝動に突き動かされて、本能に抗えずキスをした。校舎の片隅で、眩暈がしそうなほど濃密なキスを…。もう友達ではいられない。そう悟った春斗は礼良の前から姿を消す。そして大人になった今、彼はいきなり「俺の番になって欲しい」と契約上の番になることを持ち掛けてきた…!?
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