『———おれは、星を斬りたいんだよ』 平凡な村人ユリウスは8歳の誕生日に奇妙な夢を見た。それは1人の剣士の生涯であった。空に煌めく星をいつか斬ってみたいと願い、愚直なまでに剣を振り続けた剣士の軌跡を追い、少年はただただ棒切れを振り続ける。そして数年――村の外でオーガと遭遇し、戦うことによって少年はついに覚醒する。非力だった少年が鍛錬に鍛錬を重ね、「無茶」も「無謀」も通り越し、不可能すら可能にしてゆくもう一つの物語。
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